しろく、あかく。 ここに嘘がある 白くやわらかい 人間という嘘 その中で息づく 赤い魂が 大地の上に染み出し そして交わる 人はそうして生きてきた しろく、清らかに あかく、罪深く 戦争という名の殺しあい 「人の命を奪うとは人が人にする最大の関与の一つである」 かわいた この大地の上で今 唯一咲き誇るのは あかい花 うるおす水は紅色の涙